私たちのような顔の産毛が濃い人の場合、本当に色々な場所から生えてくるものです。
- 鼻
- 鼻の下
- 頬
- 顔の横(もみあげ)
- 口
- あご
などなど…。
しかも、生え方も人それぞれで、
- 産毛が濃く・太い人もいれば
- フサフサで長い人
- 顔の産毛を剃っても黒ずみが残って目立つ人
- 中には一本だけ長い人
などなど、色々な方がいて…(どうして私だけ…)と悩んでいます。
顔の産毛は、剃ったほうがいい?そのままでもいい?
そんな顔の産毛ですが、本当に剃ったほうが良いんでしょうか?
「もしかして顔の産毛の濃さは、人からは分かりにくいものだったりして…?」
――と思いたいですが、顔の産毛って実は他人から見ると、けっこう目立っています。
毎日見慣れている自分だと気が付かなくても、他人が見ると「あれ?○○さん顔の毛がちょっと濃いような…」と思われていることもしばしば…
けっこう目立つ、自分では気にならない産毛
顔の産毛って、光の角度によっては絶妙なフサフサ具合を演出してくれたりもします(;’∀’)
でも、自分で鏡を見るときは「自分の顔がしっかりと映るように鏡をむける」わけですから、意外と気が付かなかったりもします。
なので、一度でも顔の産毛が気になったり、指摘されたことがある人は剃るべきなのかもしれません。
顔の産毛を剃ると印象が変わるというメリットも
産毛が濃い人が剃ると「顔が何となく好印象になる」というメリットがあります。
- 顔全体にかかっていた”くすみ”のようなものがとれる
- 顔の色が明るくなる
- 化粧品やファンデのノリが良くなる
もし、お化粧のノリが悪かったり、やぼったく見える場合は、産毛を剃ると良いことがあるかもしれませんね!
ただし、顔剃りのデメリットはある
顔の産毛の剃り方をご紹介しますが、剃る以上はデメリットを避けられません。
- 産毛が濃くなる・太くなる
- 毛穴が開いて、毛穴が黒ずんで黒いポツポツが目立つようになってしまう
- 産毛が生えてきたときに、ザラザラしたりチクチクする
- 顔を遠くから見ると、色素沈着して青ヒゲのように見える
- 肌への負担が強く、ニキビができやすくなる
週に1回程度、顔の産毛を処理される方だとまだ良いのですが、濃い方だと剃れば剃るほど処理の回数が増えて、毎日剃り続けないと外に出られない、なんていうことに…。
顔剃りは、応急処置的な面が強いです。
顔の産毛は、普通の髭剃りシェービングして良い?
ドラッグストアなどで男性用のシェービンググッズのコーナーを見ると、本当に種類がたくさんありますよね。
3枚刃や5枚刃のカミソリや深剃りができる電気シェーバーなど、毛をしっかり除去できそうなものばかりです。
一方、女性の顔の産毛剃りのシェービング商品は、種類があまり多くありません。
そのため「ちょっと男性用のひげ剃りを使ってみたい」と思っている女性の方も多いと思います。
男性用カミソリを使う理由は…
一緒に暮らしているパートナーやお父さんの髭剃りを見て、ちょっと借りて使ったことがある、という女性は意外に多く、使ってみるとその性能の高さに驚かされます。
男性用のカミソリは、太い毛を剃るために作られているので、女性用のカミソリよりも断然切れ味が優れているんです。
電気シェーバーも男性用は、根元からしっかり剃ることができます。
中には、借りていていつの間にか男性用のひげ剃りの使い心地にはまってしまい、自分用に購入する女性もいます。
しかし、女性が顔の産毛を剃る時に男性用のひげ剃りを使うのは、ちょっと注意が必要なんです。
男性用カミソリを使っていいのは”産毛が薄い人”だけ
そもそも、女性の皮膚は男性よりも薄くて柔らかく、皮脂の分泌量も少ないなど肌の構造が全く違います。
ですから、女性の顔の産毛ケアを男性のシェービングと同じようにすることはできないんです。
男性は毎日髭剃りをしても、カミソリ負けをすることはあまりありませんが、女性が毎日顔の産毛を剃ったら間違いなく肌が荒れるでしょう。
女性が男性用のカミソリで顔の産毛を剃る頻度は、せいぜい月に1回程度が望ましく、それ以上剃ると肌へのダメージが大きくなってしまいます。
女性の顔の産毛処理には、男性用の電気シェーバーもアリ!
もし、顔の産毛処理に男性用のひげ剃りを使ってみたいなら、カミソリではなく電気シェーバーを使いましょう。
電気シェーバーは刃が直接肌に当たりにくい構造になっているので、女性が顔の産毛処理に使っても比較的ダメージが少ないんです。
男性にも肌が女性に近いデリケートな方がいますからね。
実は、脱毛サロンではシェービングの際に男性用の電気シェーバーを使っているところもあり、普段の自己処理にも電気シェーバーを勧めていたりもするんです。
男性用の電気シェーバーは見た目がごついので、いかにもひげを剃っているっていう感じがして、ちょっと人前では使いにくいかもしれません。
でも、女性用のシェーバーと比べると格段に性能が良いので、一度使ったらはまってしまう方が多いと思います。
ただし、肌に負担が少ない電気シェーバーも間違った使い方をすると、肌を傷つける恐れがあるので正しい使い方をマスターしましょう。
もちろん女性用のシェーバーでもカミソリよりは100倍良いので(男性用のシェーバーはちょっと…)という場合には、女性用のシェーバーでも全然OKです!
電気シェーバーで肌を傷つけない顔の産毛の剃り方
出来るだけ肌を傷つけないシェーバーの使い方をご紹介します。
逆剃りはダメ!
逆剃りとは、毛の流れに逆らって剃ることで肌を傷つけやすいんです。
顔の産毛の剃り方は電気シェーバーを毛の流れに沿って滑らせ、もし、剃り残した部分があったら、1回だけ仕上げに逆剃りをするというのが理想的です。
肌に電気シェーバーを押し付けない
深剃りをしようとしてヘッドを強く押し付けると、肌の表面に傷がついてしまいます。
ヘッドの部分はあくまで軽く肌に触れる程度にしましょう。
ニキビや肌荒れがある時には使用を避ける
ニキビや湿疹がある部分に電気シェーバーを使うと、摩擦によって炎症を起こしやすくなります。
電気シェーバーで顔の産毛を剃る時は、ニキビや肌荒れが少なく、肌のコンデイションが良い時にしましょう。
ウェット剃りができる電気シェーバーを使う
電気シェーバーは、シェービングクリームなどを使わないドライ剃りが基本です。
しかし、女性の顔の産毛をドライ剃りすると、肌の摩擦が大きくなるため荒れる可能性があります。
女性の場合はシェービングクリームを塗って肌を保護しながら剃った方が、荒れるリスクを減らすことができます。
切れ味が悪くなったら早めに刃を交換する
メーカーにもよりますが、電気シェーバーの刃は1年に1回のペースで交換する必要があります。
使用後の手入れの仕方が悪いと、それよりも早く刃が劣化し切れ味が悪くなってしまいます。
切れにくくなった刃を無理やり使っていると、肌にひっかかって傷をつけやすくなるんです。
カミソリが顔の産毛の処理に向かない理由
女性がカミソリを使うのは、あまりおススメできません。
カミソリはどうしても肌への負担が大きいからです。
カミソリで顔の産毛を剃ると肌がヒリヒリしてしまう
カミソリはT字型のタイプがほとんどですよね。
T字型のカミソリは、そもそも平らな部分の毛を剃るのに向いている商品なので、凹凸が多い顔には不向きなんです。
カミソリの刃が肌に密着しやすくする首振りヘッドのカミソリもありますが、顔の細かい部分を剃るのが得意ではありません。
完全に剃れないと、ついつい無理やり肌に押し付けて剃ろうとしちゃいますよね。
そうなると、知らず知らずのうちに肌の表面に見えない傷がつき、剃った後に肌がヒリヒリしてしまいます。
顔の産毛を剃った後に痒くなりやすい
基本的にカミソリはシェーバーよりもしっかりと産毛を剃れます。
ただし、産毛をしっかり剃れる代わりに角質も同時に削ってしまうんです。
角質を削り過ぎると肌のバリア機能が下がり、外部刺激を受けやすくなります。
すると、顔の産毛を剃った部分にちょっと髪の毛が触れただけでも、かゆいと感じてしまうことがあるんです。
かゆみを我慢できずにかきむしってしまうと肌に傷が出来て、そこからさらに炎症がひどくなってしまう可能性もあります。
顔にできたニキビについて質問です。
前に顔の産毛を剃った後にパックをしたところ、画像のように炎症を起こしてニキビになってしまいました…
見苦しくてすみませんTT
カミソリで剃るとニキビができやすくなる
角質を削り過ぎると、角質層から水分が蒸発しやすくなり乾燥肌が進行します。
乾燥肌になると、肌を保護するために皮脂の分泌が過剰になり、皮脂が毛穴に詰まってニキビが出来やすくなるんです。
それでもカミソリを使いたい人向け:出来るだけカミソリ負けしない顔の産毛を剃り方
シェーバーだと産毛が完璧に無くなるまで剃れないため、ポツポツと黒く残ることがありますよね。
そのため、「もっとツルツルになるためにカミソリを使いたい!」と思う方も多いでしょう。
どうしてもカミソリを使いたい方は顔の産毛処理をする前に、以下のようなスキンケアをしておくと肌へのダメージを減らすことができます。
(こんなの、当たり前でしょ!)
と思われるかもしれませんが、今一度見直してみてくださいね^^
産毛処理前に顔を洗って清潔にする
顔の産毛にメイクや皮脂ほこりなどがついていると、うまく剃れないことが多く、剃り残しができやすくなります。
まずは、きちんと洗顔をして肌を清潔にすることが、安全な顔の産毛の剃り方の基本です。
蒸しタオルなどで顔を温めて産毛と皮膚を柔らかくする
剃る時に肌が乾燥していると角質が剥がれやすく、ダメージが大きくなります。
蒸しタオルなどで温めると皮膚が柔らかくなり、カミソリの刃が当たっても傷つきにくくなるんです。
温めることで毛穴も開き産毛が立ちやすくなり、剃り残しを防げます。
シェービングクリームは女性用のものを使う
男性用のシェービングクリームは皮脂が多い男性向けに作られているので、使用感が比較的さっぱりしています。
女性が男性用のクリームを使うと、肌が乾燥しやすくなるんです。
もし、女性用のシェービングクリームがなければ普段使っている乳液や保湿クリームなどでも大丈夫です。
一番大事!顔の産毛を剃った後の保湿・ケア方法は?
剃った後は、いつも以上に保湿をしっかりしないといけません。
スキンケアのポイントをご紹介しましょう。
顔の産毛を剃った後はまず冷却ケアを!
産毛を男性用のひげ剃りで処理すると赤みや腫れ、かゆみといったカミソリ負けの症状がが起こりやすくなります。
まずは、剃った部分に冷たいタオルなどで冷やし、肌を鎮静化させてカミソリ負けを防ぎましょう。
剃った後にこのケアをするかしないかで、炎症の度合いがかなり変わります。
顔の産毛を剃った後は敏感肌用の化粧水や保湿クリームを使う
処理をしてから少なくとも2~3日の間は、いつも使っているスキンケア用品を一旦お休みしましょう。
「普段は自分の肌に合っている化粧品なのに、顔の産毛を剃った後に使ったら何だかかゆい」といったトラブルが起きやすくなるんです。
処理後は刺激が少ない敏感肌用の化粧水や保湿クリームを使うようにしましょう。
肌の乾燥やヒリつきが気になる時は、化粧水を染み込ませたコットンパックがおススメです。
剃るとニキビが出来やすくなる方はしっかり保湿をすることで、皮脂の過剰分泌やニキビの発生を防ぐことができます。
保湿は顔の産毛を剃る前にもするとさらに効果的!
保湿は顔の産毛を剃った後だけでなく剃る前にも行えば、肌のダメージをさらに減らすことができます。
洗顔をした後に化粧水や乳液をたっぷり塗ることによって、角質層の奥まで水分が染み渡り肌の弾力がアップします。
肌に弾力が出るとカミソリの刃の刺激を受けにくくなり、ダメージを減らすことができます。
また、カミソリの刃が肌に密着しやすくなるため、顔の産毛が残るのを防ぐこともできます。
順番を整理すると
化粧水⇒乳液⇒シェービングクリーム⇒顔の産毛を剃る⇒冷却⇒化粧水⇒乳液⇒保湿クリーム、
といった流れでスキンケアを行うことになります。
ちなみに剃る前に使う化粧水や乳液は、普段使っているもので大丈夫です。
保湿をしっかり行って顔の産毛がなくなれば肌のキメが整いやすくなり透明感が生まれますよ。